【日本ダービー(東京優駿). 2023/結果】
『第90回. 日本ダービー(東京優駿)・G1』 が、2023年.5月28日(日曜日)に、東京競馬場.芝2400m.で行われました。
1着馬は、4番人気タスティエーラ(D.レーン騎手)。2着馬はクビ差で、1番人気ソールオリエンス。3着馬はさらにハナ差で、6番人気ハーツコンチェルトが入りました。
【勝ちタイム】2分25秒2(良)
☆タスティエーラ【3歳・牡馬】
【厩舎】美浦・堀宣行厩舎
【父】サトノクラウン
【母】パルティトゥーラ
【母父】(マンハッタンカフェ)
【通算成績】5戦3勝
【日本ダービー(東京優駿). 2023】
【レース.後】
【騎手・調教師・コメント】
1着.タスティエーラ(D.レーン騎手)
「ありがとうございます。とても特別な勝利になりました。勝ったことで素晴らしい気持ちになりましたし、いつもサポートしていただいている堀厩舎とキャロットファームにも感謝しています。嬉しいです。
この馬のストロングポイントは速いスタートを切って、ポジションを取ってすぐにリラックスし、折り合ってリズム良く競馬ができるところです。勝てたのはポジションが大きく関係していて、馬のおかげで上手くいきました。
(日本ダービー勝利は)スペシャルな勝利です。2着だった同じ堀厩舎のサリオスも素晴らしい馬でしたが、そのときはもっと素晴らしいコントレイルが出てきました。今回は同じ厩舎で、数年しか経っていないのにもう一度チャンスをもらえたことがとても嬉しかったので、勝利という結果を残せて良かったです」
【堀宣行調教師】
「初めてこの馬が厩舎に来た時、とても良い馬だとは思いましたが、ダービーを勝つとは全く想像していませんでした。そういう意味でも馬自身が経験を積んでどんどんステップアップしてきて、しっかりこの結果に結びつきました。なかなかこの仕事をしていてもこういう風に上手く行く事はないので感動しているのと、多くの関係者のサポートあっての事ですから、感謝の気持ちで一杯です、ありがとうございます。
今日も気持ちが昂って心身のバランスを崩す時があり、そういう意味では所々そういう面を見せていました。ただパドックに入ってから、最初は昂っていましたが、スッと気持ちが抜けて落ち着いて歩けていたので、非常に良い状態だなと思いました。
今日はレーン騎手とは何も話していません。それまでの過程で調教にはなるべく乗ってもらっていましたし、昨日も馬場を1周しました。ここまで色々な事をやりとりしてコミュニケーションをとってきました。よくモレイラ騎手やムーア騎手とも話をするのですが、色々なシミュレーションをしたり、相手の事なんかも研究して話すのですが、最後、調教師は何もできないのだから我々に任せてくださいと言われるので、信頼して任せています。
少し遅れ気味でしたが落ち着いてスタートを切れましたし、良い位置を取れました。後ろに人気馬がいてそこは気になりましたが、非常にリズム良く進んでいましたので、比較的私自身、落ち着いて安心して見ていられました。こういう大きなレースは坂を上がってからが勝負ですので、そこまでは落ち着いていましたが、その先はもうどうなるか、あとは祈るような気持ちでしたが、最後は先頭でゴールした事がわかりましたから、ゴールの瞬間だけはホッとする事ができました。
ドゥラメンテは圧倒的な力を持っていましたから、あの時は勝つだろうなと思っていました。今回は色々経験して積み上げてきた事を人馬一体で出してくれれば、あとは運を天に任せてという気持ちで見ていましたから、ドゥラメンテの時とはだいぶプレッシャー含め、気持ちが違いました。馬の顔を見ても眼を見ても、落ち着いて上がってきましたから、その部分は良かったなと思いましたが、すぐに左前脚を落鉄している事に気づきましたから、そちらの方が心配でした。
ドゥラメンテやサトノクラウンらの世代は本当に強かったのだなと、今改めて思いますし、サトノクラウン自身も初年度からダービーを勝つ馬を出して種牡馬として何よりだと思います。まだまだタスティエーラも頑張ってくれればと思います。
まだ勝ったばかりですし、落鉄していた事もありますから、来週一杯様子を見て、今後の事は馬主さんと相談していきたいと思います」
2着.ソールオリエンス(横山武史騎手)
「1番人気に応えられず申し訳ありません。左回りで乗るのは初めてでどうかと思いましたが、バランスの面で内側に倒れる仕草がありました。馬自体は古馬になってからの馬だと思います。想像以上にスローになった分、いつもの切れが削がれた印象で、勝ち馬に有利になった感じがします」
3着.ハーツコンチェルト(松山弘平騎手)
「スタートは少し出られないところがあり、後ろからになりました。道中でポジションを良いリズムのまま上げていけて、リカバリーはできました。勝ち馬を見ながらレースができて、最後は差を詰めていますし、苦しい競馬でしたが、馬は頑張って力を出してくれました。 悔しい気持ちで一杯です」
4着.ベラジオオペラ(横山和生騎手)
「素晴らしいスタートを決めてくれたが、ためればいいイメージで乗った。ラストは素晴らしい伸びだった。力のある馬に、こういう舞台で乗れてありがたい」
【上村洋行調教師】
「スタートが良く、内枠を味方にしてあの位置から運べたのが、終いの脚に繋がったのだと思います。良馬場だったのも良かったです。ポテンシャルは良いものを持っていますが、まだこれからの馬です。そんな現状でこれだけ走れましたし、力関係もはっきりと分かりました。一息入れて秋へ向かいますが、これからがとても楽しみです」
5着.ノッキングポイント(北村宏司騎手)
「馬は良い仕上がりでした。テンションは力が入るところはありましたが、我慢はできていて、レースもコントロールができる感じでした。リズムはよかったです。勝負どころは他より半拍置かれる感じはありましたが、持続的に脚を使いました。良い仕上がりで、よく頑張りました」
6着.ホウオウビスケッツ(丸田恭介騎手)
「素晴らしいスタートで、ハナかと思ったけど、行く馬がいたので一列下げた。最初少しエキサイトしていたが、向こう正面では落ち着いてくれた。本当に頑張ってくれました」
7着.シーズンリッチ(戸崎圭太騎手)
「スタートは速く、二の脚もついて思ったよりも前めになった。できれば、前に壁がほしかったけど、その中でよく頑張ってくれた」
8着.ファントムシーフ(武豊騎手)
「スタートは早くなかったです。 1コーナーまではマイペースでした。 ポジションを上げていけたのですが、 結果的にはもっと行くべきだったかもしれず、勇気が足りなかったかもしれません。残念です」
9着.シャザーン(岩田望来騎手)
「状態良くゲートインして、思ったよりスムーズに進めていた。どうしてもペースに左右されるので、今回は向かなかった。力が足りないわけではないです」
10着.フリームファクシ(吉田隼人騎手)
「思ったよりうまく運べた。ペースのせいか、最後は少しだらっとした。距離もあるのかな。1800メートルくらいがいいのかも」
11着.サトノグランツ(川田将雅騎手)
「馬はこの短期間でとても良くなっている。結果は出ていないが、秋が楽しみになる状態です」
12着.メタルスピード(津村明秀騎手)
「大歓声で馬が盛り上がっていた。スタートして1コーナーの入りでうまくリズムが作れなかった。そのぶん、最後は止まってしまった」
13着.パクスオトマニカ(田辺裕信騎手)
「落馬の影響で少しひるんだが、二の脚でリカバリーしてくれた。自分のペースでいけたし、直線でも反応があったから面白いかと思ったけど、最後は脚が上がっていた」
14着.トップナイフ(横山典騎手)
【昆調教師】
「前回と同じで、トモを滑らしてゲートを出られなかった。ジョッキーは行く気まんまんだったが…。この形では力を出せない。また秋に出直す」
15着.グリューネグリーン(石川裕紀人騎手)
「出たなりの位置で競馬をしようと決めていました。結果的には前でしたね」
16着.ショウナンバシット(ミルコ・デムーロ騎手)
「スタートからハミを取らず、直線も反応が良くなかった。よく分からない」
17着.スキルヴィング(クリストフ・ルメール騎手)
日本ダービーに出走したスキルヴィング(美・木村、牡3)は、先団の外を追走。直線で追われても全く伸びず、大差の17着で入線。ゴール板を過ぎたあたりでジョッキーが下馬するとゆっくりと倒れ込み、そのまま息を引き取った。JRAはレース後、急性心不全だったと発表。ツイッターのトレンドワードでトップになるなど、心配の声が相次いでいたが、無念の結果となった。同馬は未勝利戦から3連勝で青葉賞を制し、2番人気に支持されていた。
【木村調教師】
「馬は一生懸命に走り、頑張ってくれました。おそらく長く苦しまずに天に旅立ったのだと思います。期待の大きな馬で、ダービーだけでなくこの先もと思っていただけにとても残念ですし、胸が苦しいですが、天国で幸せに過ごしてくれることを心から願っています」
【ルメール騎手】
「直線に向いたら手応えがなくなってペースダウンしてしまいました。残念です」
【競走中止】ドゥラエレーデ(坂井騎手)
『コメント無し』
【keiba.radionikkei.jp】
【www.hochi.co.jp】
Source: 怪奇!単複男
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