6/12(土)
「エプソムカップのニシノデイジー、どうですか?」
よく聞かれます。
わかりません。(笑)
(今日の話は土曜日の日刊スポーツに書いた話の加筆です。)
馬主なら誰でも
「明日のレース、お宅の馬はどうですか?」
と聞かれたことがあるはず。わしなどしょっちゅうです。
何度も書いてきたけれど、馬主は自分の愛馬に対する過剰な思い入れはあっても、冷静に競馬を判断する能力はない。
まず、自分の愛馬ありき、なのです。
そして輪をかけたのがコロナ禍。
西山牧場で言うならば東京事務所の林草太郎が(水)(木)はトレセンで厩舎回り。
実際に調教と馬を見てわしに報告してくる。
それが今はコロナ禍で、馬主本人もトレセンに立入禁止。
調教師と馬主の会食も禁じられており、もはや馬主は調教師からの電話以外に自分の愛馬の状況を知る術がない。
この調教師が本当のことを言わない。
常時50厩舎に預託しているわしはそれがよくわかる。
「馬の調子はどうですか?」
ファンや知人が馬主に聞くことを、馬主も調教師に聞いているのだ。(笑)
ここでひとつはっきり書いておくけど、調子が悪かったら調教師は馬をレースに使いません。
使ってくる限り80%以上のデキです。
それは公正競馬に対する調教師の義務だし、50%~60%程度の仕上がりで勝ち負けできるほど中央は甘くない。
調子が上がってこない馬はすぐに育成牧場に放牧に出されます。
今まで長いこと(約40年)馬主やってきて、調教師がレース前に
「今日はダメだと思います。」
と言うセリフは聞いたことがありません。
無印でも、みんな勝つつもりでレースに望みます。
だから単勝3、000円とか5、000円とか、時には単勝万馬券とか。しょっちゅうです。
つまり、馬主はわからないし、調教師はいつも馬をしっかり仕上げてくるだけです。
使ってくる限り、ゲートインしているすべての馬にチャンスがあります。
それを読むのが馬券を買う側の仕事です。
どのレースもやり直しはできません。
極端に言えば平場だろうが特別重賞だろうが、18頭同じメンバーで翌日もう一度走ったら、全部違う着順になるでしょう。
一回限りだから馬券は難しいのです。
さてニシノデイジー。
わかりません。
東京スポーツ杯GⅢを勝ったコース。
それだけが頼り。
昨夏に壊した体調は戻ったけど、闘争心がどうか。
Source: 西山牧場オーナーの笑気分
雑誌でお馴染みの競馬最強の法則。
万馬券を狙うなら無料登録だけでもしておく価値あります!