お待たせしました!
今回は例年にも増して波乱含み(!?)、皐月賞(G1、中山芝2000m)を取り上げさせてください。
2021年の牡馬クラシック路線は混戦模様。詳しくは4/13(火)の記事で紹介する、G1ホープフルS勝ち馬ダノンザキッド(馬主:ダノックス、生産:ノーザンF)が弥生賞で3着に敗れたことにより、絶対的と言える存在はいません。
1番人気は【2/13(土)更新】共同通信杯の予想!では、4番人気で本命に抜擢。デビューから3戦無敗で若手売り出し中の横山武騎手が「絶対に手放したくない!」と語る、エフフォーリア(馬主:キャロットファーム、生産:ノーザンF)になりそうですけど……。
同馬は少頭数でスローの直線ヨーイドンの競馬しか経験がありません。
出入りの激しい小回り中山コースの多頭数で能力を発揮できるかは未知数ですし、横山武騎手がG1で1番人気馬に騎乗するのは今回が初めてです。
また結果次第によっては、今後もエフフォーリアに乗れる保証が無いのも気になります。
馬券外に敗れたら日本ダービーは問答無用で乗り替わり。最終的には真の所有者&影のトレーナーの判断になりますけど、2着でも次走はルメール騎手に鞍上を強化する可能性が高い!(小宮注。個人の感想です)。
共同通信杯で決定的な差をつけた、2着ヴィクティファルスはスプリングSを制覇。3着シャフリヤールはレコードで毎日杯を制しました。
2頭を物差しにすれば能力は疑いようがなく、横山武騎手が「ヘグったら降ろされる……」というプレッシャーを克服できれば、文句なく皐月賞馬の最有力候補!?
2021 共同通信杯
⑦エフフォーリア(1着)
横山武騎手、渾身のガッツポーズ。強奪されそうだったから余計に嬉しい!?
【記事更新スケジュール予定】
4/12(月) 【皐月賞】中山ご当地馬主の穴馬が波乱の立役者に!?
4/13(火) 【皐月賞】馬主方針に異変あり!ダノンザキッドに注目する理由
4/14(水) 東京スプリント(Jpn3、大井ダ1200m)の予想 ※当日昼までに公開予定
4/15(木) 【皐月賞】エフフォーリアの新聞に載らない激裏話
4/16(金) アーリントンカップ(G3、阪神芝1600m)の予想
4/17(土) アンタレスステークス(G3、阪神ダ1800m)の予想
4/18(日) 皐月賞(G1、中山芝2000m)の予想
4/18(日) 中山11R 皐月賞(G1)
芝2000m 定量 フルゲート18頭
番 | 馬名 | 性齢 | 馬主 | 生産者 |
---|---|---|---|---|
1 | アドマイヤハダル | 牡3 | 近藤旬子 | ノーザンファーム |
2 | ルーパステソーロ | 牡3 | 了徳寺健二ホールディングス | 藤本ファーム |
3 | ステラヴェローチェ | 牡3 | 大野剛嗣 | ノーザンファーム |
4 | イルーシヴパンサー | 牡3 | 草間庸文 | 追分ファーム |
5 | ヴィクティファルス | 牡3 | G1レーシング | ノーザンファーム |
6 | ヨーホーレイク | 牡3 | 金子真人ホールディングス | ノーザンファーム |
7 | エフフォーリア | 牡3 | キャロットファーム | ノーザンファーム |
8 | ダノンザキッド | 牡3 | ダノックス | ノーザンファーム |
9 | ラーゴム | 牡3 | 林正道 | ノーザンファーム |
10 | シュヴァリエローズ | 牡3 | キャロットファーム | ノーザンファーム |
11 | ディープモンスター | 牡3 | DMMドリームクラブ | 矢野牧場 |
12 | ワールドリバイバル | 牡3 | 鈴木昭和 | 天羽牧場 |
13 | タイトルホルダー | 牡3 | 山田弘 | 岡田スタツド |
14 | アサマノイタズラ | 牡3 | 星野壽市 | 前野牧場 |
15 | グラティアス | 牡3 | スリーエイチレーシング | ノーザンファーム |
16 | レッドベルオーブ | 牡3 | 東京ホースレーシング | ノーザンファーム |
【皐月賞】中山ご当地馬主の穴馬が波乱の立役者に!?
お待たせしました!
本日は中山ご当地馬主の穴馬が波乱の立役者に(!?)と題して、アサマノイタズラ(馬主:星野壽市、生産:前野牧場)を取り上げさせてください。
今年の皐月賞には中山馬主協会に所属しているオーナーの愛馬が多数スタンバイ。いずれも伏兵~大穴が予想されます。
【中山馬主協会所属オーナーの愛馬】
アサマノイタズラ(馬主:星野壽市)
イルーシヴパンサー(馬主:草間庸文)
ヴィクティファルス(馬主:G1レーシング)
タイトルホルダー(馬主:山田弘)
ダノンザキッド(馬主:ダノックス)
ディープモンスター(馬主:DMMドリームクラブ)
ラーゴム(馬主:林正道)
ルーパステソーロ(馬主:了德寺健二HD)
その中でも勝負度合いと馬券妙味という意味で注目は、追加登録料200万を払って参戦するアサマノイタズラ。心の本命馬に抜擢した【3/21(日)更新】スプリングステークスの予想!では、7番人気で2着に激走したO・S馬なので覚えている読者諸兄も多いでしょう。
補足として追加登録料とは、事前登録が必要なクラシック5大競走「皐月賞・日本ダービー(東京優駿)・菊花賞・桜花賞・オークス(優駿牝馬)」において、陣営の想像以上に走る馬だった(!?)際の救済処置として、後から別途料金を納めれば出走可能な制度になります。
また通常であれば合計40万で済むところを、
【ポイント】
5倍の200万を支払っての参戦
ですからね?
オーナー地元開催のG1で愛馬の晴れ舞台を見たい馬主関係者の熱意が伝わってきますし、水仙賞で1番人気を裏切り4着に敗れながら、前走は汚名返上の渾身騎乗で恩義に応えた嶋田騎手の意気込みも見逃せません。
繰り返しになりますけど、前々走の駄騎乗は馬主によっては「2度と(嶋田を)乗せるな!」と、愛馬を預ける全調教師に指示(事実上の命令)しても不思議ないほどの大ヘグリ……。
仮に私が星野壽市オーナーの立場なら馬券が外れたこともありますけど、間違いなくスプリングSは別のジョッキーに勝負の手綱を託していたでしょう。競馬予想とレース結果は平家の常とはいえ、完全に脚を余していましたからね~。
懐の深い関係者のお陰で嶋田騎手も思い切った騎乗が期待できますし、前走を道悪に恵まれたフロックと馬鹿にすると、痛い目に遭うかも知れませんよ!
2021 スプリングステークス
⑥アサマノイタズラ(2着)
早め先頭の積極策で勝ちに等しい2着。G1でも能力は足りる!?
【皐月賞】馬主方針に異変あり!ダノンザキッドに注目する理由
お待たせしました!
本日は馬主方針に異変あり!ダノンザキッドに注目する理由と題して、本日発売された競馬の天才!5月号連載でスポットを当てた、ダノックス(代表:野田順弘オーナー)を取り上げさせてください。
ただ、旧ブログからご覧の読者諸兄には説明不要ですけど、雑誌で紹介した内容を発売日直後に個人のブログで書くのは、道義的によろしくありません。
お金を払って購入していただいた方々に失礼ですし、詳細は競馬の天才!5月号「馬主★事情通」をご覧ください(立ち読みはダメ、ゼッタイ)。
【4/13日発売】
今月号の表紙はエフフォーリア!◆コロナの前と後、その潮流を読め!
◆巻頭全力特集 2021春GⅠ総獲り!攻略法
◆新馬券術【ゲート・ボム!】
◆香港チャンピオンズデー攻略
◆ターザンvs音無秀孝調教師盛りだくさんの内容は目次&公式HPにて要チェック!https://t.co/l1iUUD8Fbv pic.twitter.com/6T4zYRmT5i
— 競馬の天才!編集部(毎月13日発売) (@keibanotensai) April 9, 2021
これで終わらすと別の意味で読者諸兄に申し訳ないので……。今回は「ダノン&ミッキー軍団に異変あり!?(仮)」の後日談として、門外不出の激裏話を蔵出し公開しようかなと?
ここだけの話、天才5月号連載の取材は、3/22(月)に行われています(日付に注目!)。
そう、
【ポイント】
ダノンスマッシュが高松宮記念(3/28)を勝つより前
なんですよ?
お陰で締切ギリギリに原稿を一部修正するハメになりましたけど(苦笑)、弥生賞で3着に敗れた“前哨戦のダノン”ダノンザキッドを、皐月賞で注目する根拠としては申し分ないでしょう。
後ほどメールで突っ込まれるのが目に見えているから自分でバラしますが、G1でダノックスが狙えるならどうして高松宮記念でダノンスマッシュを◎にしなかったと、疑問に思われる方がいるかもしれません。
上記の矛盾をひと言で説明すれば、私の判断ミス。具体的には人気を裏切った2019、20年の反省から今年は前哨戦を使わず、G1に直行した出走ローテは評価できても、香港スプリントの勝利はムーア騎手の手腕……と思い込んでいたからです。
しかも高松宮記念はダノンスマッシュが苦手とされる重馬場でしたし、川田騎手が乗ると何故かピー(詳しくは天才5月号連載を参照)という激裏情報もあり、本命は打てなかった次第です。はい。
余談として川田騎手のエージェントを務めるI記者(仮名)は、高松宮記念でダノンスマッシュの印は△で1番下の評価でした。人気を考慮すると事実上の“消し”に近いですし、こんな時に限ってマジ勘弁してくださいよ~(魂の叫び!?)。
2021 弥生賞
②ダノンザキッド(3着)
差し届かずも“前哨戦のダノン”が本番を意識した競馬なのがポイント
【4/14(水)更新】東京スプリントの予想!
お待たせしました!
4/14(水) 大井11R
東京スプリント(Jpn3)
ダ1200m 別定 20:10発走 ※ナイター開催
◎リュウノユキナ
〇サブノジュニア
▲キャンドルグラス
☆ベストマッチョ
注ヒロシゲゴールド
△サイクロトロン
オープン特別を連勝中と勢いに乗る◎リュウノユキナを中心視。
大半のファンは忘れていますけど、同馬は
【ポイント】
道営(北海道)所属時にナイター競馬で好走経験
があります。
JRAとは砂質が異なる大井で中央と同じパフォーマンスが発揮できるかは未知数も、近走の充実ぶりには目を見張るものがありますからね。地方交流ダート重賞に新風を巻き起こす存在になってほしい……との期待を込めての本命です。
以下、昨年同舞台で行われたJpn1東京スプリントの覇者で、得意のダ1200mに戻る〇サブノジュニア。2020年の3着馬▲キャンドルグラス。絶好枠を引き当てた☆ベストマッチョと、地元の南関東勢を上位に。
自分の形に持ち込めば侮れない注ヒロシゲゴールド。今回は初ナイターも揉まれない形になれば△サイクロトロンの巻き返しがありそうです。
【皐月賞】エフフォーリアの新聞に載らない激裏話
お待たせしました!
本日はブログのタイトルにもなっているエフフォーリアの新聞に載らない激裏話と題して、皐月賞の馬券取捨に関わるマル秘ネタを取り上げさせてください。
記事冒頭でも軽く紹介したとおり、横山武騎手はG1で1番人気馬に乗るのは今回が初めて。過去10度騎乗して[0-0-0-10]なのをご存知ですか?
この内5番人気以内の有力馬は20年秋華賞ウインマリリン15着(5人気)と、先週の桜花賞アカイトリノムスメ4着(4着)のみですから、成績は仕方ないかもしれません。
しかし、馬主の立場で考えるとG1で勝利経験がない、若干22歳の若手騎手に勝負の手綱を託すのは心もとないですよね~。
ここだけの話、エフフォーリアは2馬身半差で圧勝した共同通信杯のレース前から、ルメール騎手に乗り替わりの話が水面下で浮上していました(小宮注。あくまで私が職務上、伝え聞いた噂です)。
結局、大人の事情によりルメール騎手はデビューから全て騎乗している、藤沢和厩舎のキングストンボーイ(馬主:吉田和美)に乗り4着に敗れます。
ちなみに……。吉田和美オーナーはノーザンF代表・吉田勝己氏の妻で、外厩はノーザンF天栄調整馬です。
すなわち、出走ローテ及び騎手の決定権を握っている、真の所有者&影のトレーナーの意向次第よっては
【ポイント】
ルメール騎手をエフフォーリアに乗せることも可能
だったということ。
大前提としてエフフォーリアの登録上オーナーであるキャロットFに、出走ローテや騎手の決定権はありません。
表向きキャロットFはノーザンFと提携関係に過ぎないとはいえ、クラブ代表はノーザンF元場長の秋田博章氏。また主要株主は黒田真知子さん(旧姓:吉田。勝己氏の娘)ですから、実態は完全なグループ企業と言っていいでしょう(個人の感想です)。
繰り返しになりますが真の所有者と影のトレーナーがその気になれば、皐月賞でエフフォーリアの鞍上をルメール騎手に強化することもできました。
噂によればルメール騎手サイドは、皐月賞を軽い脚部不安で回避したオーソクレース(馬主:キャロットF)ではなく、エフフォーリアに乗りたい意向を馬主関係者に伝えていたとのこと。
しかし、あえて今回は自重……。いや、正確には“できなかった”と表現した方が適切かもしれません。
これまでノーザンFにとって日本ジョッキーは、F1に置き換えればセカンドドライバー。ここ1番という場面では外国人ジョッキーに鞍上を強化して、数々の大レースを制してきました。
馬主の立場としては場数が豊富で騎乗技術に優れる外国人騎手に重視するのは当然のこと。乗り替わる対象がG1で勝利経験がない中堅若手ジョッキーなら尚更でしょう。
ところがノーザンFの外国人ジョッキー偏重を嫌う一部ファンにより、ネット上では異論が噴出。クラブ会員や馬主も同様の意向を示したことで、世間体を考慮して最近は方針転換を余儀なくされています。
具体例を挙げれば昨年の有馬記念を制したクロノジェネシス(馬主:サンデーR)は、過去の例に従えればドバイ遠征では十中八九、北村友騎手から外国人ジョッキーに乗り替わっていたでしょう。
昨年末はコロナ禍により外国人ジョッキーが来られなかった事情がありますし、現地ドバイにはムーア、デットーリ、スミヨン、ビュイック、マーフィー、バルザローナなど、短期免許で来日経験がある海外の名手が集結していました。
その結果、クロノジェネシスは懸念された北村友騎手の経験不足(3着ラヴズオンリーユー鞍上のマーフィー騎手のラフプレーすれすれの騎乗)もあり、ドバイシーマクラシックでクビ2着に敗退。競馬にタラ・レバは禁物も着差が着差ですし、乗り方次第で勝てたレースだと思います。
2021 ドバイシーマクラシック
⑨クロノジェネシス(2着)
⑩ラヴズオンリーユーのレースぶりに注目。これが世界とJリーグの差!?
前置きが長くなってしまいましたけど、皐月賞のエフフォーリアもクロノジェネシスと同じく、横山武騎手が初の大舞台で緊張して取りこぼす可能性が高い!(個人の感想です)。
能力は間違いなく今年のメンバーでは最上位ですし、プレッシャーを跳ねのけて勝利するようなら将来の活躍は約束されたも同然も、もし馬券外に敗れるようなことがあれば真の所有者&影のトレーナーの評価は……?
Source: 小宮城の馬主馬券術 〜オーナー・サイダー〜
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