お待たせしました!
今回は波乱含みのマイル重賞、東京新聞杯(G3、東京芝1600m)を取り上げさせてください。
リスグラシュー、インディチャンプと後のG1馬がこのレースを足掛かりに飛躍を遂げた一方、1番人気馬は過去10年で[1-2-0-7]と大苦戦!19年1着インディチャンプしか勝っていないのは気になるところ。
20年は1~3番人気馬が総崩れ。「4→6→5人気」の組み合わせで3連単12万5560円の高配当決着となったのは、記憶に新しいところでしょう。
16年には1番人気ダッシングブレイズが内ラチに激突して競走中止。11番人気馬が3着に粘り込み3連単35万馬券が飛び出すなど、比較的平穏なイメージがある東京芝1600mとは一線を画す『荒れる重賞』です。
2016/02/07 東京新聞杯
⑪ダッシングブレイズ(競走中止)
掟破り(緊急回避用に1頭分あける暗黙の了解ガン無視)の最内走行も……。
東京新聞杯で上位人気馬が不安定な理由として、レース開催時期と出走メンバーが関係しています。
一般論として厳寒期の冬場にG1級の強い馬は使ってきません。
事実、18年1着リスグラシュー、19年1着インディチャンプは当時どちらもG1未勝利。前者は牝馬限定G3アルテミスS、後者は前走で3勝クラスを勝ち上がったばかりでした。
2頭とも4歳を迎えて本格化した遅咲きタイプですし、裏を返せば東京新聞杯に出走してくる実績馬は、ピークを過ぎたか何かしらの事情があると推測されます。
特に今年は「あれ……。つい先日お目にかかりましたよね?」という、ワケアリ有力馬が大量参戦!?
芝1600mのG3に中距離G1好走馬や重賞ウイナーが多数出走という、色んな意味でカオスな顔ぶれになりました(個人の感想です)。
当初の想定メンバーなら東京ご当地馬主、西山茂行オーナーの期待馬ニシノデイジーもマイルへ距離短縮でワンチャン……と思っていましたけど、フタを開けてみたら驚くほど豪華出走馬だけに少々キツいかも?
2/7(日) 東京11R 東京新聞杯(G3)
芝1600m 別定 フルゲート16頭
【出走予定馬】
ヴァンドギャルド 福永
ヴェロックス 藤岡佑
エメラルファイト 石川裕
エントシャイデン 川須
カテドラル 田辺
カラテ 菅原明
サトノアーサー 坂井瑠
サトノインプレッサ 戸崎
サトノウィザード 鮫島良
シャドウディーヴァ 岩田康
サムシングジャスト ◯◯
ダイワキャグニー 内田博
トライン 横山典
トリプルエース ルメール
ニシノデイジー 勝浦
プロディガルサン ◯◯
ロードマイウェイ 横山武
次回更新は2/1(月)を予定しています。2018年の東京新聞杯3着馬ダイワキャグニー(馬主:大城正一、生産:社台F)のヤバイ話(!?)を、【期間限定記事】で取り上げますのでお楽しみに!
Source: 小宮城の馬主馬券術 〜オーナー・サイダー〜
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