
お待たせしました!
今回は6/30(水)に大井競馬場で行われる、帝王賞(Jpn1、大井ダ2000m)を取り上げさせてください。
同時期に行われる恒例のダートG1級レースですけど、今年も中央地方から砂の猛者達が集結!
2019年の覇者で昨年2着オメガパフューム(馬主:原禮子)、同3着で昨年暮れチャンピオンズCの勝ち馬チュウワウィザード(馬主:中西忍)。重賞連勝中と勢いがある4歳馬テーオーケインズ(馬主:小笹公也)、前走の平安Sで◎を打ち6馬身差で圧勝したオーヴェルニュ(馬主:杉山忠国)と豪華メンバーが揃いました。
その中でも注目は前走で川田騎手が騎乗していたクリンチャー(馬主:前田幸治)、ダノンファラオ(馬主:ダノックス)、マルシュロレーヌ(馬主:キャロットF)の3頭でしょう。
【安田記念】ダノンキングリー&プレミアム鞍上決定の怪の繰り返しになりますけど、ダノン軍団と川田騎手には

【ポイント①】
馬主の意向(寵愛)
という錦の御旗(みはた)があります。
これにより安田記念では名実ともにお手馬だったはずのダノンプレミアムではなく、初コンビとなるダノンキングリーに騎乗。単勝47.6倍(8人気)の低評価を覆して勝利したのは記憶に新しいところ。
しかし、表現方法に少々語弊がありますけど、馬主の寵愛は時と場合によりジョッキーの立場からすると

【ポイント②】
事実上の縛り
にもなりかねません。
ここから先はあくまで私の勝手な想像とお断りしておくと、単純に帝王賞の結果だけを考えれば、クリンチャーに乗っていても不思議ありません。川田騎手とのコンビでは3戦3勝と相性抜群ですし、いずれも後続に3馬身以上の差をつける圧勝のオマケ付きです。
しかし、今回の川田騎手は“大人の事情”により、3走前に同舞台の東京大賞典で12着に大敗しているダノンファラオを選択。昨夏のジャパンダートダービーにて大井ダ2000mで勝利経験があるとはいえ、好走と凡走を繰り返すムラ駆けタイプですからね?
余談として、もう1頭のマルシュロレーヌは私が伝え聞いたところによると
「(平安S3着時は)過去に騎乗経験があるオーヴェルニュやマスターフェンサーにも乗れたけど、今後のこと(牝馬交流ダート重賞戦線)を考慮して断腸の思いでマルシュロレーヌにした」(某筋の関係者談)
とのことですし、牡馬相手の帝王賞で乗り替わりは仕方ないでしょう。
上記の激裏話は必ずしもエージェント(騎乗仲介者)は目の前のレースだけを優先して、担当ジョッキーの騎乗馬を選んでいないエピソードと言えるのではないでしょうか?
帝王賞の最終結論はレース当日、6/30(水)12時30分頃に公開しますのでご期待ください!
2020 東京大賞典(Jpn1、大井ダ2000m)
⑤ダノンファラオ(12着)
勝ったオメガPにマークされる形とはいえ……。強さとモロさが紙一重?
Source: 小宮城の馬主馬券術 〜オーナー・サイダー〜

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